メンズエステの口コミサイトや体験ブログなどを見ると「密着」というワードを目にします。メンズエステは風俗ではなく、男性のためのリラクゼーションとして分類されているので、性的行為は禁止されています。「密着」するだけなので、べつに良いんじゃないの？っと思いますが、実際のところどうなのでしょうか？今回はこの「密着」について詳しく解説します。

メンズエステの「密着」とは、どんなものなのか

メンズエステで言われている「密着」とは、うつ伏せになっている男性客の背中をオイルなどでマッサージをする際に、男性客の腰あたりに座って施術をすることがあります。その時に、男性客の腰とセラピストのお尻（股）が接触（密着）することを言います。

要するに、セラピストさんがマッサージをするにあたって、どうしてもその体勢でなければいけない場合に、肌が触れてしまうことを言います。不可抗力で触れてしまったというのが「密着」です。マッサージをする行為自体は問題なく、そのための接触も問題ありません。

それ以外の理由で、単純に「密着するだけが目的」となると、メンズエステではNG行為となります。

どこからOKで、どこまでがNGなのか判断は難しいところですが、性的サービスを提供してはいけない業種のため、男性客を興奮させることが目的で行われる施術はNGとなり、セラピストさんやお店側がそれを提供しているつもりはなく、勝手に男性客が興奮している（勃起している）状態は、特に問題ありません。「ちょっとテント張っちゃいました・・・」っというのであれば大丈夫です。

この理由から、お店側もセラピストさんも「密着」というワードを使うことはあまりなく、体験ブログや口コミサイトなどで、勝手に男性客が「密着」と書いているだけということです。

メンズエステは男性のリラクゼーションのためのお店

メンズエステは、あくまでも男性へのリラクゼーションのためのもので、性的行為を行うことは法律で禁止されています。性的行為を行う場合は、メンズエステではなく風俗の分類となるため、お店として運営するには届出が必要となり、許可されているエリアでの出店が必要になります。

メンズエステでよくあるマンションの一室などで、風俗店を運営することはできません。

マンションには子供のいる家族が住んでいたり、おじいさんおばあさんも住んでいるでしょう。そんな場所の一室に風俗店があったとしたら、住んでいる人たちに迷惑がかかります。声や音がしたり、多くの男性が出入りしたり、夜の出入りが多かったり。子供に見られたら教育的にも悪いですし。そんな理由もあり、風俗店の出店可能エリアも限られてくるのです。

では、マンションの一室で営業しているメンズエステ店というのは、どういったお店なのかというと、簡単に言うと「性的サービスを行わない、男性のためのリラクゼーションのお店」ということです。

そのため、密着マッサージなどと謳ったお店の運営を行っている場合は注意が必要です。ホームページなどで記載があったとしたら、警察にマークされている可能性もあります。

密着してしまう可能性のあるメニュー

お店もセラピストも、密着することを目的として施術をしているわけではありませんが、「そんなマッサージをしたら、そりゃ触れる可能性は高いでしょ！」という施術メニューやオプションはたくさんあります。例えば、以下のようなものがありますので、どんな施術をするのかを読んでみてください。

鼠径部マッサージ

メンズエステで一番の人気施術で、鼠径部を揉みほぐすことで、リンパの流れを改善させることを目的としたマッサージです。鼠径部とは太ももの付け根にある、股関節の前方にあたる部分です。

男性器にのすぐ近くをマッサージされるので、必ず興奮してしまうでしょう。

この鼠径部マッサージを行う際に、四つん這いやカエル足の体勢になることがあり、手のひらだけではなく、腕全体を使ってマッサージをするセラピストさんもいらっしゃいます。そのため、いろんなところが触れてしまう。そんなハプニングを楽しめます。

ディープリンパ

鼠径部のさらに奥までを丁寧にマッサージする施術方法になります。ギリギリのところまでを攻めたマッサージで、他人にはあまり触られることのない部分をマッサージで触られるので、興奮してしまうでしょう。この施術も鼠径部マッサージと同じように、四つん這いやカエル足の体勢で行うことがあります。不可抗力で接触してしまうハプニングに期待しましょう！

マーメイド

セラピストさんが、両太ももで男性の太ももを挟んで、その力でマッサージをするというもので、オイルをつけた太ももを使って施術が行われます。手ではなく太ももが触れている状態というのがポイントで、太ももで挟んだまま、腰やお腹、足先を手でマッサージしてくれるセラピストさんもいらっしゃいます。太ももが必ず触れ合うことになりますし、アソコが当たる可能性だってあります。マッサージの方法の一つなので、決して密着するために行っているわけではないことは念頭においておきながら、興奮を我慢して施術をうけましょう！

スパイダー

鏡で見たり、直に見たり、さまざまな楽しみ方があるのがこのメニューです。

セラピストは、仰向けになった男性客の腰あたりにまたがり、そのまま四つん這いの体勢になります。そこからデコルテ、胸、お腹、腰、足、そして鼠径部の順でマッサージしてくれます。セラピストさんによっては、お尻を男性客側に向けて行う人もいるようで、興奮してしまう男性は多いでしょう。また、四つん這いの体勢で順にマッサージするので、セラピストさんとの距離はかなり近く、体が触れてしまうのはしょうがない、というか絶対に触れます！

男性客側が注意すること

密着はあくまでも不可抗力で発生する接触です。ですが、男性からすると、その時のドキドキ感がたまらないんですよね。触れるか触れないか、当たっているのか当たっていないのか。そこら辺の際どいラインを攻めてくるのが、メンズエステの面白いところです。

そんな時に、注意していただきたいNG行為があります。

自分から触りにいかないこと

メンズエステでは、男性客は絶対に受け身である必要があります。自分からセラピストさんに何か行為をすることはNGです。施術中にちょっと胸が腕に触れたり、手に当たったりしても、絶対に触りにいくようなことはしないようにしましょう。何度も触ろうとすると、セラピストさんも怒りますし、出禁になることだってあります。

密着させるための体勢を強要しないこと

ちょっとアソコが触れた施術があったとして、もっとその体温を感じたいから、「さっき背中でやってくれた体勢を、仰向けでやってくれませんか？」っというのはダメです。体勢を要求するというのは、目的が違いますから。

せめて、「さっき背中でやってくれたマッサージを、仰向けでもできませんか？気持ちよかったので。」この言い回しであればセーフでしょう。あくまでも、マッサージを要求していると受け止めることができます。ですが、セラピストさんが嫌がった場合は、この要望もNGとなってしまいますが。。。

まとめ

メンズエステの「密着」は、施術の過程で不可抗力的に発生する接触のことを指し、性的サービスとは違います。

セラピストがマッサージ中に男性客に触れることがあるものの、それは施術の一環として許容される範囲です。しかし、男性客が自ら触れようとする行為や、密着を意図した体勢の強要は厳禁です。

メンズエステは、リラクゼーションを提供する場であり、性的行為は法律で禁止されています。施術中にどうしても密着してしまうタイミングを楽しむことはできますが、セラピストの意図を尊重し、適切な行動を心掛けることが重要です。

男性客もリラクゼーションを目的とした利用を心がけ、ルールを守ることで、セラピストさんと良好な関係を築き、より良いメンズエステライフを楽しんでください。